会長挨拶


福島県商工会青年部連合会 第25代会長 河治徹 写真
福島県商工会青年部連合会 第25代会長 河治徹 写真

20235月から第28期福島県商工会青年部はスタートしました。

 

 近年まれに見る自然災害・コロナウィルス感染症にみまわれる中で青年部を通して各部員の様々なスキルアップを目的として活動してまいります。

    青年部の活動も様々な制限をうけイベント等中止を背ざる負えない状況なりましたがその中でもどうやったら活動ができるか各地の青年部が知恵を振り絞りコロナ禍でも開催できるイベントや活動に切り替えて動いております。自然災害・感染症自粛に慣れることなく「ピンチはチャンス!」どうやったら前に進めるか、どう商売を続けていくか常に前をみすえ我々が先駆けとなり「福島は一つ!」の意志の元一歩ずつ確実に進んで参ります。

 

第28代 福島県商工会青年部連合会 会長 菅野 昭則

 

自然豊かな街 かわまた

 

 川俣町は福島県の北部に位置し、県庁所在地に隣接する緑輝く街です。古くから絹織物の街として発展し今なお縄文時代の遺跡が数多く残されていることから原始時代の1万年前より祖先の足跡が刻まれているほど歴史のある街です。

 慶長年間(1596~1614年)から生糸や絹織物取引の市が立ち江戸城御用の川俣絹を生産するなど、国内で有数の絹織物産地に発展し明治・大正・昭和の時代には輸出花形商品の羽二重を織り出しました。江戸時代末期には絹織物の生産で栄え多くの絹長者が誕生し彼らが娯楽用で育てていた闘鶏用のシャモを食用として復旧させようと絹とシャモの関係にヒントを得て1983年(昭和58年)に食用シャモ肉の研究を開始し現在の川俣者もが誕生しました。今や高級ブランド地鶏となっており福島のみならず全国へも出荷されています。

 そんな歴史と自然があふれる川俣町ですが未曽有の災害東日本大震災による原発事故により町内の一部が避難区域となり故郷を離れる人が多くいました、様々な風評被害にも苦しみましたが一歩ずつ以前の姿を取り戻しつつあると思います。震災前よりも魅力ある街になるよう精一杯発信していきたいと思います。

 

青年部はチャレンジの場

 

 川俣町商工会青年部は事業親善委員会と企画広報委員会の2つの内部組織で運営されております、事業親善委員会は主に部員・他団体・家族等との交流活動を担い企画広報委員会は青年部の広報誌作成と青年部活動を内外にアピールする活動を実施しております。

 震災以降、風評被害に苦しんだブランド地鶏「川俣シャモ」の安心安全をアピールすべく「シャモつくねバーガー」「ふりふりシャモシャモ」など新商品を開発し各種イベントへ積極的に出店参加しております。

 2020年度事業から町内の水田に青年部自ら酒米の苗を植え秋に収穫をし「純米大吟醸スパークリング日本酒」を醸造することができ川俣町の新たな産品として好評いただいております、また「全国統一絆感謝運動」では地元のテレビ局とタイアップし青年部活動を幅広く発信しております。

 青年部は何でもチャレンジ出来る!を合言葉に普段ではできない経験が出来る場でもあると思います、青年部員としての活動期間は限られていますがここでの出会い・経験は必ずや今後の人生に役立つはずです部員それぞれの"かけがえのない"時間になると信じております。入ってよかった青年部。をめざして...

 

 

                                     第28代 福島県商工会青年部連合会 会長 菅野 昭則

                                                       (川俣町商工会青年部 部員 菅野 昭則)